10月6日(土)第4回湖北湖東政策セミナーが開催されました。
今回は、朝日新聞大阪本社の大峯伸之氏をお迎えし
「大阪維新の会の現状とこれから」をテーマにお話を伺いました。
今何かと話題の大阪維新の会と橋下大阪市長。
橋本氏について、大峯さんは、「既得権益を打破して
世の中を変えてほしいとの期待がある一方、
恣意的に権力を振るい少数者を無視し、思想信条の自由を
軽視することへの不安を持つ有権者もいる。
また、彼は、大きな価値観や思想・信条、国家の未来はあまり語らず、
組織マネジメントや統治機構をよく口にする。
彼は、独裁者と言うよりポピュリズムをうまく利用する」
「大阪維新の会の躍進は、大阪病を克服して衰退した大阪を
立て直して欲しいとの市民の期待が大きく、長らく失われてきた
大阪の自主・自立、自治の精神を今後取り戻せるかが注目される。
また、批判の多い職員基本条例や教育基本条例の影響は、
制定から日が浅く定かではないが、公募区長や民間人校長は
人気が高い一方、教員採用辞退者が13%、志願者も―10%の
現状もあると解説され、最後に「国政での日本維新の会は、
あまり期待できないが、地域主権改革や大阪の復権・再生には
期待が持てる」と結論付けられました。
受講者からも、ホットな話題であり、多くの質問があり意義深いセミナーとなりました。
< 2012.10.06 16:27 >