• 臨湖スタッフブログ

    臨湖スタッフが見聞きしたことを、お伝えします!

  • 第7回湖北湖東政策セミナー

    3月16日(土)第7回湖北湖東政策セミナーが臨湖で開催されました。今回は京都大学名誉教授の今本博健さんをお迎えし、「ダムに頼らない流域治水とは=新たな川づくりへの挑戦」についてお話を伺いました。

     日本の治水の歴史から始まり、ある大きさ以下の洪水だけを対象とした、洪水を川に封じ込める定量治水では人の命を救えないとの結論でした。また、ダムは、河道の流下能力以上で計画規模以下の洪水に対してのみ効果があり効果が限定的であること、ダムが治水機能を発揮するのは集水域の降雨に対してだけであること、堆砂が予想以上のスピードで進み治水機能が低下することなどから、ダムに頼る治水よりも流域全体で洪水を受け止める非定量型の流域治水を目指すべきとのことでした。

     滋賀県の治水政策については、全国に先駆けてあらゆる洪水に対して命を守る対策が中心になっており評価はするが、今進めている「地先の安全度」は分かりにくい上に、外力規模を設定するのは定量治水に他ならないとの指摘がありました。

     更に丹生ダムについては、目的が何度も変わっており評価し辛いが、治水、利水、渇水対策のいずれも効果が見込めない不要のダムとの見解でした。

     最後に、滋賀県の流域治水は嘉田知事主導で進められて来たが、知事が交代してもこの思想が引き継がれ「真の治水」を実現してほしいと述べられました。

     質疑も途切れず大幅な時間超過となりましたが、熱のこもった有意義なセミナーとなりました。

     今回で今年度のセミナーは終了しました。次年度については、諸般の事情によりしばらく休会させていただきます。再開の折にはまたお知らせ致します。1年間ありがとうございました。

    事務局 西川

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